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ハタチでちかん風俗にハマった男「お金がないのに、通うのを辞められないんです」
- 2016/01/20
- 14:11
こんばんは。すぺるマンです。
昨日のSMAPのお話から一気に下世話な話になります。すみません。
20歳の男の子が風俗にハマってヤヴァイというお話です。
本当にすいません。
でも自分の後輩達が20代後半にもなってウダウダやってるのを見ると僕はこっちの方が潔く見えてしまいます。
それではどうぞ!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
風俗で働く女の数以上に、風俗でヌく男たちがいる。人前でハメるAV女優の数以上に、人知れずヌく男たちがいる。
そんな名前のない男たちの、地味めなインタビュー。
◎きっかけは大学の帰り道
ダイ(23歳)
某有名国公立大4年生、文系学部。ストレートで入学するも、去年1留が決まった。関東の実家住まい。コールセンターのバイト代で稼ぐ、月約8万のお金で学生生活をやりくりしている。女友達はたくさんいるが、彼女になった関係はこれまでに1度もなし。
「僕、風俗通いを辞めたいんですよね」
とある勉強会で仲良くなったダイ。某国家試験資格の取得を目指す、いたってマジメな青年だ。いつもニコニコして、天真爛漫な笑顔が印象的だ。ところが師走の上野で、ずいぶんと暗い顔をしたダイとばったり出くわした私は、彼をお茶に誘った。「ウーロン茶でいいです」、と言うと、ダイはぽつりぽつり、今の悩みについて話しだした。
――どうして風俗通いを辞めたいの?
ダイ「お金がないのに、通うのを辞められないんです。週1回、多いと2回行っちゃうんです」
―どんな風俗に行くの?
ダイ「ピンサロ※1とセクキャバ※2、あとはたまにデリヘル※3です」
※1 ピンクサロンの略。手コキ、フェラなど対面接客でヌキ(=射精へ導くサービス)を行う店。
※2 セクシーキャバクラの略。女のコへのHなおさわりを売りにしたキャバクラ。ヌキはない店が多い。
※3 デリバリーヘルスの略。ホテルまたは個人宅まで女のコが出向いて、本番(=セックス)行為以外でヌキを行う。
――今、23歳だっけ。何がきっかけで風俗に行くようになったの?
ダイ「大学1年生の時、体育会系の部活をやってたんですよ。その帰り道に、チャイナエステの看板を見つけて。なんとなく、Hなこともするのかな、っていう下心を持ちつつも、普通のマッサージを受けるつもりで入ったんですね」
――じゃあソコでHなマッサージに出会ったんだ。
ダイ「そう。全身をほぐす普通のマッサージを30分くらいしたところで、やっぱり下半身のほうに手がどんどんと来て。そこで『エンチョウ(延長)スル?』って聞かれて。『はい』、って即答。チャイエスでヌイてもらったのが1番はじめの風俗体験でしたね」
――気持ちよかった?
ダイ「はい。40歳くらいの、見た目は普通のおばさんがヌイてくれたんですけど。それが初めて人に触ってもらってイった経験でした」
――その時、彼女はいなかったの?
ダイ「彼女じゃないけど、いちゃいちゃする女の子はいたんですよ。その子と3回くらいセックスに挑戦したけど、僕は緊張のあまり、うまく挿入できなかったんです。それでその子とも何となく疎遠になって。僕、彼女という存在がいたことは1度もないんですよね」
――ダイに彼女がずっといないのは意外だなぁ。なんでだろ?
ダイ「う~ん、告白したことは何回かあるんですけど、仲のいい男友達としてしか見てもらえないんですよね……。あと、好きになる子は大体彼氏がいるし」
――なるほど。じゃあ、風俗は18歳からハマっていった?
ダイ「そうですね。大学の2つ隣の駅に、ピンサロがいくつか入ったビルがあるんですよ。おととしの年末だったかな、精神的な余裕もお金もない時で。でも怖いもの見たさというか、『やってみたことがないことをしたい』っていう気持ちで、ピンサロに行ってみたんですよね。朝なら、フリー※4で4000円だったし。意外と安いなって」
※4 女性を指名しないで入ること
◎Facebookでも繋がったピンサロ嬢
――どんな店だった?
ダイ「女のコが浴衣を着てる、和風ピンサロ。28歳くらいの女性がついてくれて、すごく優しくて。僕がピンサロはじめてで、緊張してるのもわかってくれて。色気があった。目とか雰囲気とか、吐息とか。『緊張しなくて大丈夫だよ』ってリードしてくれましたね」
――時間は、全部で30分くらい?
ダイ「そうそう。あ~、なんか懐かしい。5分くらいおしゃべりをして、キスして、抱きしめられて。おっぱいはCくらいだったかな。最初だから全然うまくブラジャーが外せなくて。やっとブラを脱がせて、乳首を舐めさせていただき……(笑)。今思えば確実に演技なんだろうけど、感じた反応をしてくれたのが、やっぱり嬉しかったですね。そのピンサロは、つい最近まで通ってました」
――今も同じ子を指名してるとか?
ダイ「いや、結局“推し変※6”しちゃった。でも半年くらいは、最初についてもらったコを指名して通ってましたね」
※6 自分が推薦する(推す)女のコを変えること
――何で“推し変”したの?
ダイ「ある日の激安デーの時、たまたま自分の気分で、違う女のコを指名したんですよ。ピンサロって客同士のブースを区切る、わりと低めの壁があるんですけど、サービスが終わった帰り際、ふっと周りを見渡したんですね。そうしたら、自分が元々指名していたコが見えた。で、当たり前だけど、その子が別のお客についてて……」
―えっ、まさかそれで冷めた?
ダイ「そうなんです。というよりは、『ああ、僕も違う女のコについているのがきっと見られたんだよなぁ』と思ったら、申し訳ないような、さみしいような気持ちになって……。それでその子に通うのをやめました」
――へぇえ。
ダイ「僕が指名しなかったんだもん、当たり前なんですけどね。でもそれがきっかけで、別のピンサロに行くようになったり、また同じ店に戻ったりして」
――どのくらいのペースでピンサロを利用してたの?
ダイ「はじめは1カ月に1回、2カ月に1回とか。でも1人の女のコにハマると、1週間に1回行ってました。1度、すごく好きになったコに、小さい花束とメアドを渡したことがあって。うまくいって、お店の外で時々会ってました」
――スゴいね。まさか付き合った? またはヤったとか。
ダイ「いやまぁ、僕に全然その気がなかったわけではないんですけど、単に外で会って、話をするだけ。セックスとかは何もなし。あとご飯も完全にワリカンでした。五右衛門とかの、フツーのパスタ屋なんかで会って。年も19歳同士で同い年だったし、気が合う異性友達の感覚でした。楽しかったなぁ」
――Hなことは、何もしなかったの?
ダイ「あっちには彼氏がいたんですよ。本名とFacebookを教えてくれてたから、Facebookの投稿で彼氏の存在を知って」
――ピンサロで働いていることは、彼氏は知ってたのかな?
ダイ「知ってたみたい。その子は親との関係が良くなくて、彼氏の家に居候してたみたいだし。それにほぼ、毎日ピンサロで働いてましたから。しかも1回10時間勤務とか。僕は半年そのコのところに通ったんですけど、お店の外では3回くらい会ったかなぁ」
――外で会う時は、どんな話をしてたの?
ダイ「彼女は犬の美容師になるのが夢で、そういう将来の話ですね。あとは仕事の話。『今日は優しいお客さんがいた』って言われると、焼きもちみたいな感情もわいて。僕は、ピンサロの店で会っていても、今日は話をするだけでいいやって思うこともよくありました」
――話をするためにお店に行ってたのね。
ダイ「でもその子、すごく優しくて、結局いっぱいサービスしてくれるんですよ。ぼくの(精子)をゴックンしてくれたこともあって。そこまでしなくてもいいよって、逆にあわてちゃいました。とはいえ、嬉しかったです。1年くらい通ったかな」
――今はどんな関係なの?
ダイ「その子がお店を辞めることになってからは会ってなくて。今でもFacebookで繋がってるんですけど。お店を辞めたあと、2回く
らいご飯に誘ったけど、両方断られました。だからもう誘わないほうがいいなって思って。たま~に、僕の投稿に“いいね”って押してくれますけどね」
◎20歳でちかん風俗と出会う
――そうなんだ。で、ピンサロの次はセクキャバに行ってみた?
ダイ「やっぱりそれも、街を歩いている時に、看板を見て知って。2年生のハタチの頃ですね。『セクキャバって何だろう?』と思って、ネットで調べて『絶対行ってみよう!』と思って。そこも和風パブなんですけど。女のコが横について、上はお触り自由。ベロちゅーもOK。でも下は、服の上からでも絶対にさわっちゃだめ」
――どうだった?
ダイ「40分でお酒もついて4000円と、高くはないんですけど、女のコの接客レベルがあまりよくなかったんです。ベロチューの時、にんにく臭いコとか。身体も態度もデカいコとか。でもその店がきっかけで、他のセクキャバも調べるようになったんですね」
――次にハマったのは?
ダイ「ちかんコースがあるセクキャバです」
――イメクラ※7みたいな感じかな。
※7 イメージクラブの略。ちかん、赤ちゃんプレイ、OL、病院など、コンセプトに沿った物語プレイを提供する店
ダイ「そうそう。これは画期的と思って。僕、ちかんしたことはないけど、『ちかんしたい』と思うことがほぼ毎日あったんです。電車に乗ったら、万が一でも触らないように、カバンを自分の前で持って、音楽を聞いて、性欲をごまかしてました。大学でも、性犯罪被害のことを学んでたんです。女のコにトラウマを与えるから、ちかんは絶対にダメだ、って思ってて……そこに救世主のようにそのセクキャバが現れたんですよ。通いましたね」
――料金はいくらくらいだった?
ダイ「早い時間帯で、40分6000円。とにかくハマって。週1は普通で、でも時々ガマンしようと思って1週間休むと、結局その次の週に2回行っちゃうとか。3年は通ったかな」
――最短サービスで6,000円、月4回で2万4000円か。月8万のバイト生活で、四分の一以上を風俗に使うのは明らかに厳しいよね。
ダイ「大学の普通の飲み会やランチもあるし。あとは授業で使う本代もかかる。お金が足りない月はたまにキャッシングでも借りちゃうんです。でもそのセクキャバ通いは、なかなかやめられなかった」
――どんなサービスだったの?
ダイ「狭いブースに女のコが制服のコスプレをして、目隠しされて立ってるんです。BGMが山手線のアナウンスなんですね。自分もちかん常習者を演じて、なりきる。『感じてるわけねーじゃん!』って自分にツッコミつつ、『感じるんだろ』ってささやいてみたり。めちゃめちゃ興奮するんです」
――でもヌキまでは無いんだよね?
ダイ「無いですね。でもある時、Hなことが好きな女のコがいて、ヌキNGなのにヌイてくれました。下も触らせてくれて、アソコがびちゃびちゃでしたね。結局、そのコの手で(精液を)最後まで出しちゃうんですけど、僕はその後、デートの予定があったんですよ」
――デートの前に、セクキャバに寄ったの?
ダイ「はい。その日は前からいい感じになってる女のコとのデートで、セクキャバと同じ駅にあるレストランを予約してたんです。でもその日は朝からムラムラしてて。夜の約束までヒマだったし、昼の安い時間帯に、ついでにセクキャバに行っちゃおう、と思って」
――へぇー。
ダイ「まさか僕もイクまで遊ぶつもりじゃなかった。でもたまたまそういうコがついてくれて……。ところが『おしぼりに(精液を)出さないで。拭くのもダメ。ヌイたことが店にバレるから』と言われて、結局自分のズボンを汚しちゃった。『これからデートなのにヤバい』と思って、店を出てすぐにG.U.で買い替えました」
――デートはどうだったの?
ダイ「夜になって、あらためてレストランの場所を確認したら、そのセクキャバから歩いて30秒の場所だったんですよね(笑)。デート自体は、可もなく不可もなく、友達の延長みたいな感じで終わりましたね。セクキャバでヌイてくれたコも、他のお客さんにも同じことをしてたみたいで、いつのまにかいなくなってなした。辞めさせられたんじゃないかな」
――そんなにサービスができる子だったら、もっと稼げる風俗に移ったとか。
ダイ「いや、その子はパニック障害があって、どうやら完全な密室がいやだったみたいなんです。それで簡単な仕切りがあるだけのセクキャバを選んだみたい」
――なるほど。
ダイ「僕は結局、ヌキがないちかんセクキャバじゃ物足りなくなって、そのあとにちかんコースがあるデリヘルを見つけて使ったんですよ。でもデリヘルはホテル代がかかるから、どんなに安くても1回で2万はトンじゃう。しかも僕、ギャンブル癖もあって」
――ますますお金が無くなるね。
ダイ「パチンコがほとんどなんですけど、負けたあと、もうこのイヤな気持ちを発散したい、みたいな感じでまた風俗に行っちゃうんです」
◎精神科医も風俗話はスルー
――ネガティブな気分で、風俗に行くの?
ダイ「もっと昔は『性欲を発散したい』とか、『今日は調子がいいぞ』って時に行ってたような気がするんですよね。でも最近は、なんていうんだろう……、落ち込んでる時ですね。ギャンブルで負けた時以外でも、友達や家族とうまくいかなかったとか、とにかく、言葉にできない気分の時。気持ちが沈んでるというか、自分でもよくわかんないさみしさがある時。そういうタイミングで行くようになりました」
――でもお金が続かなくて、もう風俗通いを辞めたいと?
ダイ「はい。お金もそうだし、あと、やっぱり自分のストレスをギャンブルや風俗で発散するのって、なんかヤバいよなって気がつき始めて……。空しい気持ちとか、性やギャンブル以外で向き合えないかなって……。僕、ギャンブルや風俗しなかった日の日数を、ノートに日記みたいにつけてるんです。書くと少し落ち着くので」
――すごい。自分を客観的に見れてるよ。今日はどうして、そんなに暗い顔をしてたの?
ダイ「じつは12日前に、またチャイナエステに行っちゃったんですよ。その前まで、30日間、風俗行かなかったんです。でも『1カ月辞められた!』って思った瞬間、気がゆるんだのかな。たまたま、街で看板を見て、本当に何も考えずに入っちゃったんです」
――そうだったのか。
ダイ「僕、精神科にも相談したんですよ。だけどお医者さんは、ギャンブル癖のほうにはいろいろ言ってくれるんですけど、風俗のほうは、何にもコメントしてくれなくて……。男性のお医者さんも、女性のお医者さんも、あまり触れてこない。完全にスルーされてます。でも僕は、もうホントに風俗を完璧に辞めたいんです」
ふぅー、とダイは静かにため息をついた。
ダイは自分を「性依存」ではないかと疑い、いろんな依存症の人たちが集まる自助グループにも顔を出してみたものの、自分の体験を話す気持ちになれなかったという。こんなに(男向けの)性サービスが充実している国なのに、風俗のことで苦しんでいるダイの悩みは、カウンセリングルームでも自助グループでも、行き場がないようだった。
今年は、ダイにとって何か進展があればいいのだが。
「また報告しますね」。
そう言って、ダイは上野の雑踏にまぎれるように去っていった。
http://www.cyzowoman.com/2016/01/post_18645.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ドラマ二十歳の結婚に出ていた優香
いいじゃんね!お金とか稼げばいいじゃんね!!素直な青年なんだなと僕は。
最後の「ダイは上野の雑踏にまぎれるように去っていった。」ってのも絶対どこかお店行ってるんですよ!きっと。
うん。僕は応援するけどなー。
ということで、自分の後輩にもこの位、欲に忠実に生きてほしいと願っております。2016。
それでは!
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昨日のSMAPのお話から一気に下世話な話になります。すみません。
20歳の男の子が風俗にハマってヤヴァイというお話です。
本当にすいません。
でも自分の後輩達が20代後半にもなってウダウダやってるのを見ると僕はこっちの方が潔く見えてしまいます。
それではどうぞ!!
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風俗で働く女の数以上に、風俗でヌく男たちがいる。人前でハメるAV女優の数以上に、人知れずヌく男たちがいる。
そんな名前のない男たちの、地味めなインタビュー。
◎きっかけは大学の帰り道
ダイ(23歳)
某有名国公立大4年生、文系学部。ストレートで入学するも、去年1留が決まった。関東の実家住まい。コールセンターのバイト代で稼ぐ、月約8万のお金で学生生活をやりくりしている。女友達はたくさんいるが、彼女になった関係はこれまでに1度もなし。
「僕、風俗通いを辞めたいんですよね」
とある勉強会で仲良くなったダイ。某国家試験資格の取得を目指す、いたってマジメな青年だ。いつもニコニコして、天真爛漫な笑顔が印象的だ。ところが師走の上野で、ずいぶんと暗い顔をしたダイとばったり出くわした私は、彼をお茶に誘った。「ウーロン茶でいいです」、と言うと、ダイはぽつりぽつり、今の悩みについて話しだした。
――どうして風俗通いを辞めたいの?
ダイ「お金がないのに、通うのを辞められないんです。週1回、多いと2回行っちゃうんです」
―どんな風俗に行くの?
ダイ「ピンサロ※1とセクキャバ※2、あとはたまにデリヘル※3です」
※1 ピンクサロンの略。手コキ、フェラなど対面接客でヌキ(=射精へ導くサービス)を行う店。
※2 セクシーキャバクラの略。女のコへのHなおさわりを売りにしたキャバクラ。ヌキはない店が多い。
※3 デリバリーヘルスの略。ホテルまたは個人宅まで女のコが出向いて、本番(=セックス)行為以外でヌキを行う。
――今、23歳だっけ。何がきっかけで風俗に行くようになったの?
ダイ「大学1年生の時、体育会系の部活をやってたんですよ。その帰り道に、チャイナエステの看板を見つけて。なんとなく、Hなこともするのかな、っていう下心を持ちつつも、普通のマッサージを受けるつもりで入ったんですね」
――じゃあソコでHなマッサージに出会ったんだ。
ダイ「そう。全身をほぐす普通のマッサージを30分くらいしたところで、やっぱり下半身のほうに手がどんどんと来て。そこで『エンチョウ(延長)スル?』って聞かれて。『はい』、って即答。チャイエスでヌイてもらったのが1番はじめの風俗体験でしたね」
――気持ちよかった?
ダイ「はい。40歳くらいの、見た目は普通のおばさんがヌイてくれたんですけど。それが初めて人に触ってもらってイった経験でした」
――その時、彼女はいなかったの?
ダイ「彼女じゃないけど、いちゃいちゃする女の子はいたんですよ。その子と3回くらいセックスに挑戦したけど、僕は緊張のあまり、うまく挿入できなかったんです。それでその子とも何となく疎遠になって。僕、彼女という存在がいたことは1度もないんですよね」
――ダイに彼女がずっといないのは意外だなぁ。なんでだろ?
ダイ「う~ん、告白したことは何回かあるんですけど、仲のいい男友達としてしか見てもらえないんですよね……。あと、好きになる子は大体彼氏がいるし」
――なるほど。じゃあ、風俗は18歳からハマっていった?
ダイ「そうですね。大学の2つ隣の駅に、ピンサロがいくつか入ったビルがあるんですよ。おととしの年末だったかな、精神的な余裕もお金もない時で。でも怖いもの見たさというか、『やってみたことがないことをしたい』っていう気持ちで、ピンサロに行ってみたんですよね。朝なら、フリー※4で4000円だったし。意外と安いなって」
※4 女性を指名しないで入ること
◎Facebookでも繋がったピンサロ嬢
――どんな店だった?
ダイ「女のコが浴衣を着てる、和風ピンサロ。28歳くらいの女性がついてくれて、すごく優しくて。僕がピンサロはじめてで、緊張してるのもわかってくれて。色気があった。目とか雰囲気とか、吐息とか。『緊張しなくて大丈夫だよ』ってリードしてくれましたね」
――時間は、全部で30分くらい?
ダイ「そうそう。あ~、なんか懐かしい。5分くらいおしゃべりをして、キスして、抱きしめられて。おっぱいはCくらいだったかな。最初だから全然うまくブラジャーが外せなくて。やっとブラを脱がせて、乳首を舐めさせていただき……(笑)。今思えば確実に演技なんだろうけど、感じた反応をしてくれたのが、やっぱり嬉しかったですね。そのピンサロは、つい最近まで通ってました」
――今も同じ子を指名してるとか?
ダイ「いや、結局“推し変※6”しちゃった。でも半年くらいは、最初についてもらったコを指名して通ってましたね」
※6 自分が推薦する(推す)女のコを変えること
――何で“推し変”したの?
ダイ「ある日の激安デーの時、たまたま自分の気分で、違う女のコを指名したんですよ。ピンサロって客同士のブースを区切る、わりと低めの壁があるんですけど、サービスが終わった帰り際、ふっと周りを見渡したんですね。そうしたら、自分が元々指名していたコが見えた。で、当たり前だけど、その子が別のお客についてて……」
―えっ、まさかそれで冷めた?
ダイ「そうなんです。というよりは、『ああ、僕も違う女のコについているのがきっと見られたんだよなぁ』と思ったら、申し訳ないような、さみしいような気持ちになって……。それでその子に通うのをやめました」
――へぇえ。
ダイ「僕が指名しなかったんだもん、当たり前なんですけどね。でもそれがきっかけで、別のピンサロに行くようになったり、また同じ店に戻ったりして」
――どのくらいのペースでピンサロを利用してたの?
ダイ「はじめは1カ月に1回、2カ月に1回とか。でも1人の女のコにハマると、1週間に1回行ってました。1度、すごく好きになったコに、小さい花束とメアドを渡したことがあって。うまくいって、お店の外で時々会ってました」
――スゴいね。まさか付き合った? またはヤったとか。
ダイ「いやまぁ、僕に全然その気がなかったわけではないんですけど、単に外で会って、話をするだけ。セックスとかは何もなし。あとご飯も完全にワリカンでした。五右衛門とかの、フツーのパスタ屋なんかで会って。年も19歳同士で同い年だったし、気が合う異性友達の感覚でした。楽しかったなぁ」
――Hなことは、何もしなかったの?
ダイ「あっちには彼氏がいたんですよ。本名とFacebookを教えてくれてたから、Facebookの投稿で彼氏の存在を知って」
――ピンサロで働いていることは、彼氏は知ってたのかな?
ダイ「知ってたみたい。その子は親との関係が良くなくて、彼氏の家に居候してたみたいだし。それにほぼ、毎日ピンサロで働いてましたから。しかも1回10時間勤務とか。僕は半年そのコのところに通ったんですけど、お店の外では3回くらい会ったかなぁ」
――外で会う時は、どんな話をしてたの?
ダイ「彼女は犬の美容師になるのが夢で、そういう将来の話ですね。あとは仕事の話。『今日は優しいお客さんがいた』って言われると、焼きもちみたいな感情もわいて。僕は、ピンサロの店で会っていても、今日は話をするだけでいいやって思うこともよくありました」
――話をするためにお店に行ってたのね。
ダイ「でもその子、すごく優しくて、結局いっぱいサービスしてくれるんですよ。ぼくの(精子)をゴックンしてくれたこともあって。そこまでしなくてもいいよって、逆にあわてちゃいました。とはいえ、嬉しかったです。1年くらい通ったかな」
――今はどんな関係なの?
ダイ「その子がお店を辞めることになってからは会ってなくて。今でもFacebookで繋がってるんですけど。お店を辞めたあと、2回く
らいご飯に誘ったけど、両方断られました。だからもう誘わないほうがいいなって思って。たま~に、僕の投稿に“いいね”って押してくれますけどね」
◎20歳でちかん風俗と出会う
――そうなんだ。で、ピンサロの次はセクキャバに行ってみた?
ダイ「やっぱりそれも、街を歩いている時に、看板を見て知って。2年生のハタチの頃ですね。『セクキャバって何だろう?』と思って、ネットで調べて『絶対行ってみよう!』と思って。そこも和風パブなんですけど。女のコが横について、上はお触り自由。ベロちゅーもOK。でも下は、服の上からでも絶対にさわっちゃだめ」
――どうだった?
ダイ「40分でお酒もついて4000円と、高くはないんですけど、女のコの接客レベルがあまりよくなかったんです。ベロチューの時、にんにく臭いコとか。身体も態度もデカいコとか。でもその店がきっかけで、他のセクキャバも調べるようになったんですね」
――次にハマったのは?
ダイ「ちかんコースがあるセクキャバです」
――イメクラ※7みたいな感じかな。
※7 イメージクラブの略。ちかん、赤ちゃんプレイ、OL、病院など、コンセプトに沿った物語プレイを提供する店
ダイ「そうそう。これは画期的と思って。僕、ちかんしたことはないけど、『ちかんしたい』と思うことがほぼ毎日あったんです。電車に乗ったら、万が一でも触らないように、カバンを自分の前で持って、音楽を聞いて、性欲をごまかしてました。大学でも、性犯罪被害のことを学んでたんです。女のコにトラウマを与えるから、ちかんは絶対にダメだ、って思ってて……そこに救世主のようにそのセクキャバが現れたんですよ。通いましたね」
――料金はいくらくらいだった?
ダイ「早い時間帯で、40分6000円。とにかくハマって。週1は普通で、でも時々ガマンしようと思って1週間休むと、結局その次の週に2回行っちゃうとか。3年は通ったかな」
――最短サービスで6,000円、月4回で2万4000円か。月8万のバイト生活で、四分の一以上を風俗に使うのは明らかに厳しいよね。
ダイ「大学の普通の飲み会やランチもあるし。あとは授業で使う本代もかかる。お金が足りない月はたまにキャッシングでも借りちゃうんです。でもそのセクキャバ通いは、なかなかやめられなかった」
――どんなサービスだったの?
ダイ「狭いブースに女のコが制服のコスプレをして、目隠しされて立ってるんです。BGMが山手線のアナウンスなんですね。自分もちかん常習者を演じて、なりきる。『感じてるわけねーじゃん!』って自分にツッコミつつ、『感じるんだろ』ってささやいてみたり。めちゃめちゃ興奮するんです」
――でもヌキまでは無いんだよね?
ダイ「無いですね。でもある時、Hなことが好きな女のコがいて、ヌキNGなのにヌイてくれました。下も触らせてくれて、アソコがびちゃびちゃでしたね。結局、そのコの手で(精液を)最後まで出しちゃうんですけど、僕はその後、デートの予定があったんですよ」
――デートの前に、セクキャバに寄ったの?
ダイ「はい。その日は前からいい感じになってる女のコとのデートで、セクキャバと同じ駅にあるレストランを予約してたんです。でもその日は朝からムラムラしてて。夜の約束までヒマだったし、昼の安い時間帯に、ついでにセクキャバに行っちゃおう、と思って」
――へぇー。
ダイ「まさか僕もイクまで遊ぶつもりじゃなかった。でもたまたまそういうコがついてくれて……。ところが『おしぼりに(精液を)出さないで。拭くのもダメ。ヌイたことが店にバレるから』と言われて、結局自分のズボンを汚しちゃった。『これからデートなのにヤバい』と思って、店を出てすぐにG.U.で買い替えました」
――デートはどうだったの?
ダイ「夜になって、あらためてレストランの場所を確認したら、そのセクキャバから歩いて30秒の場所だったんですよね(笑)。デート自体は、可もなく不可もなく、友達の延長みたいな感じで終わりましたね。セクキャバでヌイてくれたコも、他のお客さんにも同じことをしてたみたいで、いつのまにかいなくなってなした。辞めさせられたんじゃないかな」
――そんなにサービスができる子だったら、もっと稼げる風俗に移ったとか。
ダイ「いや、その子はパニック障害があって、どうやら完全な密室がいやだったみたいなんです。それで簡単な仕切りがあるだけのセクキャバを選んだみたい」
――なるほど。
ダイ「僕は結局、ヌキがないちかんセクキャバじゃ物足りなくなって、そのあとにちかんコースがあるデリヘルを見つけて使ったんですよ。でもデリヘルはホテル代がかかるから、どんなに安くても1回で2万はトンじゃう。しかも僕、ギャンブル癖もあって」
――ますますお金が無くなるね。
ダイ「パチンコがほとんどなんですけど、負けたあと、もうこのイヤな気持ちを発散したい、みたいな感じでまた風俗に行っちゃうんです」
◎精神科医も風俗話はスルー
――ネガティブな気分で、風俗に行くの?
ダイ「もっと昔は『性欲を発散したい』とか、『今日は調子がいいぞ』って時に行ってたような気がするんですよね。でも最近は、なんていうんだろう……、落ち込んでる時ですね。ギャンブルで負けた時以外でも、友達や家族とうまくいかなかったとか、とにかく、言葉にできない気分の時。気持ちが沈んでるというか、自分でもよくわかんないさみしさがある時。そういうタイミングで行くようになりました」
――でもお金が続かなくて、もう風俗通いを辞めたいと?
ダイ「はい。お金もそうだし、あと、やっぱり自分のストレスをギャンブルや風俗で発散するのって、なんかヤバいよなって気がつき始めて……。空しい気持ちとか、性やギャンブル以外で向き合えないかなって……。僕、ギャンブルや風俗しなかった日の日数を、ノートに日記みたいにつけてるんです。書くと少し落ち着くので」
――すごい。自分を客観的に見れてるよ。今日はどうして、そんなに暗い顔をしてたの?
ダイ「じつは12日前に、またチャイナエステに行っちゃったんですよ。その前まで、30日間、風俗行かなかったんです。でも『1カ月辞められた!』って思った瞬間、気がゆるんだのかな。たまたま、街で看板を見て、本当に何も考えずに入っちゃったんです」
――そうだったのか。
ダイ「僕、精神科にも相談したんですよ。だけどお医者さんは、ギャンブル癖のほうにはいろいろ言ってくれるんですけど、風俗のほうは、何にもコメントしてくれなくて……。男性のお医者さんも、女性のお医者さんも、あまり触れてこない。完全にスルーされてます。でも僕は、もうホントに風俗を完璧に辞めたいんです」
ふぅー、とダイは静かにため息をついた。
ダイは自分を「性依存」ではないかと疑い、いろんな依存症の人たちが集まる自助グループにも顔を出してみたものの、自分の体験を話す気持ちになれなかったという。こんなに(男向けの)性サービスが充実している国なのに、風俗のことで苦しんでいるダイの悩みは、カウンセリングルームでも自助グループでも、行き場がないようだった。
今年は、ダイにとって何か進展があればいいのだが。
「また報告しますね」。
そう言って、ダイは上野の雑踏にまぎれるように去っていった。
http://www.cyzowoman.com/2016/01/post_18645.html
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ドラマ二十歳の結婚に出ていた優香
いいじゃんね!お金とか稼げばいいじゃんね!!素直な青年なんだなと僕は。
最後の「ダイは上野の雑踏にまぎれるように去っていった。」ってのも絶対どこかお店行ってるんですよ!きっと。
うん。僕は応援するけどなー。
ということで、自分の後輩にもこの位、欲に忠実に生きてほしいと願っております。2016。
それでは!
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